『 吃 音 を 生 き る Ⅱ 』
―どもる人たちのサバイバル―

編集・発行:NPO法人 大阪スタタリングプロジェクト(2014.08)
価格700円 (送料当方負担)
吃音を生きる 2 【内容紹介】
 『吃音を生きる 〜どもる人々の体験集〜』発刊から8年ぶりに、『吃音を生きるⅡ』を刊行する。
 先の体験集と同じように自己洞察が深く、真摯に吃音を見つめる内容が多いのは、大阪吃音教室での学びが基本にあるからだろう。この体験集では、どもる人たちのサバイバルをテーマとした。吃音は人に理解されにくいものだ。周囲の人に理解してもらえればそれにこしたことはないが、たとえ理解されなくても私たちはどもる人として生きていかなければならない。吃音と上手につき合うとは、社会で少数派のどもる人が、吃音を持ちながらどうサバイバルしていくか、ということに行き着くのである。
 第二集は、19人の当事者の体験だけでなく、芥川賞作家・村田喜代子さんの講演記録、オランダでの第10回世界大会で出会った世界的に著名な作家、デイヴィッド・ミッチェルさんの、日本の私たちへのメッセージも含まれる。
 このどもる人の体験集を読むと、悩みを克服した人の物語では決してなく、ときに揺らぎ、迷い、戸惑い、試行錯誤しながら歩んでいるありのままの自分が語られる。ひとつのエピソードにしぼった文章からは、吃音の苦悩だけでなく、吃音を持ちながらも自分らしく生きたいという心の叫びが聞こえてくるようである。どもることは、悪いことでも、劣ったものでもなく、むしろどもることで出会い、思考した経験からは、豊かな心の世界が広がっているように感じられる。


  【目 次】
 
東野 晃之   「はじめに」

吃音を公表する
 東野 晃之  「隠すということ」
 上殿 香緒里 「はい、………はい誓います」

職場でのサバイバル
 川東 直   「笑いから学んだ言葉」
 西田 逸夫  「電話が得意になるまで」
 林 佳代   「どもってもいいよ」
 南 泰成   「あるがままに」

どもりとともに
 赤坂 多恵子 「どもりは審査委員長」
 香川 孝行  「会いたかった」
 丹 佳子   「どもりの遺伝子」

吃音から学んだ人生
 堤野 瑛一  「劣等感」
 藤岡 千恵  「世界は、変わる」
 鈴木 永弘  「変わらないものを大切にしながら」
 村田 朝雅  「吃音受容と他力の信について」
 嶺本 憲吾  「わるくない」
 掛田 力哉  「昼飯の問題」

吃音親子旅
 川崎 益彦  「よみきかせ」
 松本 進   「母のウソ」
 坂本 英樹  「She has a voice !」
 山賀 千春  「どもる私と、三人の子ども達」

吃音人生のサバイバル
 村田 喜代子 特別寄稿「どもり礼賛」[講演]
 デイヴィッド・ミッチェル「吃音に振り回されない生き方」

伊藤 伸二   「おわりに」

(表紙・イラスト 藤岡 千恵)

 
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『 吃 音 を 生 き る Ⅱ 』
―どもる人たちのサバイバル―

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