2021年度 「ことば文学賞」吃音川柳・短歌 受賞作品(2021年10月)
大阪スタタリングプロジェクト機関紙『新生』2022年10月号紙上で受賞発表された吃音川柳・短歌。
川柳の選者は大阪吃音教室の松本進、短歌の選者は瀬戸内光さん(山口県歌人協会事務局長)です。
[吃音川柳]
受 賞 作 品 作 者
1位 どもったら息子がページをめくろうと 嶺本 憲吾
2位 この方もどもるわりにはよくしゃべる 五島 康雄
3位 好きなもの全部頼めるタッチパネル 西村 芳和

[吃音短歌]
受 賞 作 品 作 者
一席 シュポシュポでトイレの詰まりとりながら喉の詰まりもとれたらと思う 丹 佳子
二席 参観日いつの頃より手は挙げぬ我がどもれば母は悲しむ 松本 進
三席 独りになり脳からそっと取り外す言い換えことばの検閲装置 刀根山 吃夫