2020年度 「ことば文学賞」吃音川柳・短歌 受賞作品(2020年11月)
大阪スタタリングプロジェクト機関紙『新生』2020年11月号紙上で受賞発表された吃音川柳・短歌。
川柳の選者は大阪吃音教室の松本進、短歌の選者は瀬戸内光さん(山口県歌人協会事務局長)です。
[吃音川柳]
受 賞 作 品 作 者
1位 さよならが言えずにバス停通り過ぎ 徳田 和史
2位 ウォーキング会話しだすと無酸素運動 レッツキッツ
3位 過ぎ去りし今日もどもりは通り雨 大西 柊一

[吃音短歌]
受 賞 作 品 作 者
一席 キツツキがドングリつつく月の夜月まで届けコココココココ 西村 芳和
二席 先々の声出す場面を透視してどもりは見えぬクレバス避ける 松本 進
三席 薔薇の木の葉陰のトゲか苦手音 ことばを探る指先を刺す 刀根山 吃夫