2013年1月 第1回 東京吃音ワークショップ

第1回 吃音と向き合い、語り合う
伊藤伸二・吃音ワークショップ in 東京・概要

・日時:2013年1月13日(日)
・会場:北とぴあ


伊藤伸二ブログに掲載された記事から、「第1回 東京吃音ワークショップ」報告の概要をまとめました。

2013年01月13日(日)に東京吃音ワークショップを行いました。関東地方の人を中心に、遠く、佐賀県、新潟県などから、どもる当事者が8人、ことばの教室の担当者やスピーチセラピストなど臨床家が6人、伊藤伸二と溝口稚佳子の計16人のワークシヨップになりました。初めに伊藤が簡単に自己紹介し、その後、ぐるっと回って全員の自己紹介が終わったのが、1時間後でした。ゆったりとした時間の中で、自分を語り、他者の語りを聞くという、このワークショップの基本的な姿勢そのままのオープニングとなりました。

このワークショップに参加しての感想のいくつかを紹介します。

・期待半分、不安半分で参加したが、いい話を聞けてよかった。今から自分を変えていけそうな気がする。

・どもりながらも今までいろいろなことを乗り越えてきた自分を信じていきたいと思う。吃音に悩んできたからこそ、相手の弱い点を考えるゆとりも持てたのかなと思った。どもりの短所だけでなく、長所も考えていきたい。

・皆さんの話を聞いて、どもる人の悩みの深さに気づいた。その上で、多くの人がいろんな悩みがあるように、吃音も、人間の悩みのひとつとしてとらえてもいいんじゃないかとも思った。

・今まで、自分がしゃべれることばだけを選んでしゃべってきた。今日は、自分のことばで自分のことを言うことができるようになってよかった。これからはそうしていきたい。

・自分がこれまで大事にしてきたことは、間違ってなかったと思った。

・当事者だけでなく、ことばの教室の担当者や言語聴覚士なども参加してくれて、同じように考えてくれる人がいるのはうれしい。これからもどんどん広がっていってほしい。

・改めて吃音のテーマは、どう生きるかということに直結している、深いものだと思った。去年はいろいろあってブレたけれど、今日からまたブレずに生きていこうと思う。どもりでなかったら、こんなにいろんなことを学ぶ機会はなかったと思う。どもることが社会貢献になるとの話を聞いて、また、明後日からたっぷりどもって社会貢献をしようと思う。

・ずいぶん前に伊藤さんに初めて会ったとき、まっすぐな人だなと思ったが、今も変わらないのがうれしい。それから何年も経って、私自身いろいろなことがあったが、話題になていた、HELPを出すのがうまくなったなあと思う。

・あっという間の8時間だった。これまで幼稚園や小学生、その親たちと話すことはあるが、成人のどもる人と会うことは少なかった。今回は、真摯に自分と向き合ったなあと思う。

・佐賀県から来てよかった。教師として、ひとりの人間として、生き様を伝えることができたらいいなあと思う。これからも、多少ぶれることはあるかもしれないけれど、ひとつのふんぎりがついた。

・ドキドキしながら参加した。私自身はどもることはないけれど、ちゃんとしなきゃいけないと思ってしまうところがある。今日、論理療法の話を聞いて、みんなで考えて、楽になった。ことばの教室で出会うどもる子ども、そして私のどもる子ども、両方とも、一緒に考えながらすすんでいけたらいいなあと思う。

・教師なので、こうしなければならないという思いが強かった。失敗してもいいよ、とどもりながら一生懸命伝えることが大事かなと思った。

・来て良かったと思います。どもっていて、何ができるのかと思っていたけれど、どもりながら生きている、そのことが社会貢献だと聞いて、そうかと思った。自分がだめになる前にHELP(助け)を出すことの大切さも学んだ。

・「どもるくらいたいしたことない」ではないと軽くうけとめるのではなく、深く悩む人のことを知りながら、それでも、「どっていても大丈夫」というよき理解者になりたい。