《大阪吃音教室 例会記録》

 2003年度前半(2004.04〜09)記録

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・吃音教室2003.06.13・記録
テーマ:アサーション入門編
担当者:川崎 益彦
参加者数:22人(内、初参加者1組2人)
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18:45〜 (司会者)初参加者紹介・参加者近況

19:15〜 (川崎)アサーションの解説
・吃音教室の3本柱
 1. 吃音について知る(吃音基礎講座など)
 2. コミュニケーション能力を高める(話す、書く表現の工夫、
   聞くことなど)
 3. 心理療法などを使って、自分を知り、人間関係を改善する
   (この日の「アサーション」は、この手段の一つ)
・自己表現の3タイプ
 1. 非主張的  相手はOK/自分はNO
 2. 攻撃的   自分はOK/相手はNO
 3. アサーション(アサーティブな態度) 相手も自分もOK

・一通りの説明の後、「アサーション・チェックリスト1」を全員
 で行う。「いいえ」の項目数が幾つあったか、挙手で尋ねる。
・このチェックリストのうち、「長電話の時にこちらから切る提案
 ができるか」の設問について話し合う。この場面、相手にどう話
 すのが適切か?

・基本的「アサーション権」についての資料を配る。
・10項目の基本的「アサーション権」につき、内容を知っているし
 日常生活で実行していること、知らないでいたが実行しているこ
 と、知っているが実行していないこと、知らないし実行もしてい
 ないことの4種の区別を、各項目ごとに全員で考える。
・「過ちをし、そのことに責任をもってよい」が、権利であって、
 責任を取る義務ではないこと。

19:50〜 休憩

20:00〜 (川崎)基本的「アサーション権」についての続き
・「自己主張しない権利もある」について、状況に合わせて非主張
 的に流れることと、状況を判断してその場での自己主張を控える
 こととの違い。

・「アサーションと考え方」のチェックリストを全員で行う。
・人がアサーティブになれない5つの理由
 1. 自分の気持ちが把握できていない
 2. 結果や周囲を気にする
 3. 基本的「アサーション権」を理解していない
 4. 考え方がアサーティブでない
 5. アサーティブに表現する技術がない

・4つのグループに分かれ、「自分はなぜアサーティブになれない
 のか」について話し合う。

20:50〜 初参加者感想
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